『世界が変わる言葉』を読む

こんにちは、

ひろかめさんです。


今日は、『世界が変わる言葉』を読んでいきたいと思います。


まず、この本を選んだ理由なのですが、

表紙に目が惹かれてしまいました。笑


濃淡な青表紙に、これもまた濃いオレンジ色の色紙がグッドマッチング!


まんまと出版社の意図にはまってしまっています。笑


でもそれもまた良し。

と感じながら、手に取ってしまいます。


本屋に立ち寄り、

今日の心が惹かれる本は何かなー、

と思いながら歩いていたところ、この本に出会いました。


最近は、この本を買おう!

と決めてから本屋に行くことは当然なのですが、

なにせ本が好きなので、ほぼ毎日本屋に寄ってしまうため、こういう選び方をすることが増えてきたような気がします。


どうしても、自分の好みのジャンルの本を選びがちなのですが、自分が普段なら絶対選ばないだろうな、と思う本をあえて選んでみたりもする今日この頃です。


皆さんは、本を買う時、

どんな風に選んでいますか?


本を読み始めると、

まず、著者の説明があります。


ルートヴィッヒ・ヴィトゲンシュタイン


オーストリア・ハンガリー帝国の皇都、ヴィーンの生まれです。


ヴィトゲンシュタイン家は、祖父の代から富裕であり、オーストリア鉄鋼財閥の雄でした。


その社会的力、財閥の富は、当時の王室、貴族階級をはるかにしのぐものだったそうです。


父のカールや、蔵書、家を訪れる芸術家たちからの影響によって子供時代を過ごしました。


そんな中、哲学や数学と出会い、大人へと成長していきます。


第一次世界大戦が起こると(当時25歳)、

ヘルニアの手術で、兵役が免除されていたにもかかわらず、強い義務感から、自ら志願し、オーストリア軍の砲兵となり、ロシア軍と戦います。


そんな中、6年越しで書かれた、『論理哲学論考』は、ヴィトゲンシュタインの生前に刊行された、一冊の哲学書です。


ヴィトゲンシュタインは、この本を書いたことで、哲学の問題はすっかりかたづいたと思い、神父か教師になりたいと思います。


父カールから受け継いだ、厖大な財産のいっさいを残った兄や姉に譲渡します。


教員養成学校をへて、1920年修道院で庭師として働き、その後に小学校の臨時教員となり、

50歳のときに、哲学教授になります。


58歳で大学教授を辞職。

前立腺ガンのため、62歳で、死去します。


ヴィトゲンシュタインの生前に刊行された哲学書は、『論理哲学論考』のみですが、その死後に編纂されて発刊されたものが、何冊かあります。


そして、いよいよ始まりです。


内容は、7つの項目に分かれています。

1、考えることについて

2、言葉について

3、心について

4、人生について

5、人間について

6、世界について

7、自己について


今日は、1、考えることについて。

を読んでいこうと思います。


・他の誰も自分のようには考えてくれない。

➡️だから自分独りでじっくりと考えなければならない。


・きみがいいと思ったら、それでいい

➡️否定されようが、賛成されようが、きみがいいと思ったら、それでいいじゃないか。

否定も肯定も単に、表現にすぎない。言葉にすぎない。誰かから何と言われようと、それで事実がほんの少しも変わってしまうわけじゃない。


・比べるのは悪い癖だ

➡️どんな人にも、どんならものにも、それぞれ自分にとっての価値や美しさがある。だから、比べて価値の優劣を決めたがる悪い癖はもうやめよう。


・わたしたちは論理的に考えるが、考えたことが正しいとは限らない。

➡️考えるときに使う道具である言葉とその文法がもともと論理的なものだから、私たちは論理的に考える。だからといって、いつも正しく考えることができるとは限らない。

それに、考えたことがいつも現実に即しているとも限らない。

現実というものは、人が考える範囲よりも、言葉がおおう範囲よりも、ずっと広く多く多彩な変化をするから。


・別のルールで考えろ

➡️どんな障碍も乗り越えることごできる。

そのために、頭を切り替えろ。これまでの考えをきっぱりと捨て、世間で考えられていることもすっぱり捨てるのだ。そして、まったく別のルールを使うのだ。


・つまらない考えに揺さぶられていないか

➡️風が吹いてきて、木を揺さぶる。風は大木をも揺さぶる。わたしたちもそんな木々のようなものだ。つまらない考えに、どうしようもない思いに、心を揺さぶられている。


・難問は雑草のように根こそぎ引き抜け

➡️地面にちょろちょろとしか生えていない雑草を引き抜こうとしてもまったく手に負えないことがある。大きくて複雑な根が土の中に深くはびこっているからだ。

今までのやり方で解決できるものではない。

目に見える所どけ対処していても、どうにもならない。根こそぎ抜く必要がある。

そのためには、これまでになかった新しいやり方で対処しなければならない。その新しいやり方を考え出すために、自分がまったく新しい人格にならなければならないほどの。


・常識の中に逃げるな

➡️生きている限り、さまざまな問題が立ち現れてくるものだ。その問題と真正面から取り組め。格闘せよ。決して逃げるな。


・因果論を捨てよ

➡️他の手を打っておけば、まったく別なふうでもありえたのだ。と考えるようにしよう。そうすれば、新しい考え方と行動が生まれてくるから。


・問題は必ず解決できる


今日はここまで。


今日の学び

『考え方を変えよう』